リンパマッサージの効果と自宅で簡単に行えるやり方

リンパマッサージというと、美容のためのマッサージと思うかもしれませんが、ダイエットにも効果があることを知っていますか?こちらでは、リンパマッサージがなぜダイエットに影響するのか、その仕組みと自宅で簡単に行えるリンパマッサージを紹介します。

 

リンパマッサージとは

リンパマッサージとはマッサージすることでリンパの流れを良くし、美容効果やダイエット効果を得るマッサージです。ですが、そもそもリンパとはどのような器官なのでしょうか?リンパのメカニズムから、その働きまで説明します。

 

そもそもリンパとは?

人間には循環器と呼ばれる「出口がなく常に循環している回路」がありますが、これは、血液が循環する心臓などを含んだ「血管系」と、リンパ液が循環する「リンパ系」の2つに分けられます。

 

この「リンパ系」は、「リンパ管」、「リンパ節」、「リンパ液」の3つを指し、各組織の細胞の間にある「組織液」に関わるものです。血液の中に含まれている血しょうが血管外に滲み出たものが組織液になるのですが、この組織液の約10%が血液中に戻らず毛細リンパ管に入り込みリンパ液となります。

 

このリンパ液は体中に張り巡らせているリンパ管内を通りますが、リンパ管の各所にあるリンパ節という関所のようなところでろ過され不要物を取り除きつつ、最終的に左と右の鎖骨下静脈へと流れ込むようになっています。

 

リンパ系の役割

そもそもラテン語では「澄んだ水」という意味を持つリンパには3つの働きがあります。

 

組織液から滲み出た液体を血液内に戻す

組織液の一部からできたリンパ液は、鎖骨下静脈から再度血管に戻ります。このように循環することによって、体内の細胞外の液量を一定に維持することができます。

 

老廃物を運び、排出する

組織液には老廃物を回収する働きがあるのですが、そこから受け取った老廃物をリンパ節でろ過し排出する働きがあります。また、老廃物だけでなく脂肪も運搬してくれ、この仕組みが美容とダイエットに影響します。

 

細菌、ウイルスを退治する免疫機能

リンパ液をろ過するリンパ節には、体内に入り込んだ細菌、ウイルスと戦う免疫機能が備わっています。よく風邪をひいたりすると、首のリンパ節が腫れることがありますが、それは細菌、ウイルスと戦っている証拠です。

 

リンパをスムーズに流すためのマッサージがリンパマッサージ

このように重要な機能をもつリンパ系ですが、どのように流れているのでしょうか。血液は心臓というポンプ機能によって体中を循環しますが、リンパ系にはポンプ機能はありません。リンパ系は、リンパ管の蠕動運動や、筋肉の動き、呼吸による動きによって流れています。

 

そんな中、ダイレクトにリンパの流れに影響を与えるのが、外部からの刺激であるマッサージです。つまり、リンパ系が滞らずスムーズに流れ、その役割を果たすために行われるのがリンパマッサージになります。

 

リンパの流れが悪くなる原因

老廃物、脂肪の排出をしてくれるリンパ系は、その流れが悪くなると老廃物が溜まり、肌荒れやむくみ、冷えなどの悪影響がでます。それだけでなく、脂肪も排出できないので不要な脂肪を溜め込んで太ってしまいますし、ダイエットをしてもその効果が出づらい体になります。

 

では、なぜリンパの流れが悪くなってしまうのでしょうか。その原因には主に以下の3つが考えられています。

 

運動不足

デスクワークなどの体を動かさない仕事をしていると、足がむくんでしまったりしますよね。これは足のリンパの流れが滞り、老廃物が足に溜まってしまったことによっておこるものです。心臓のようなポンプ機能を持たないリンパ系は、筋肉を動かさないと滞ってしまいます。

 

自律神経の乱れ

ストレスなどによって自律神経が乱れると、体の各部位に影響が及びますがリンパ系も例外ではありません。流れ過ぎたり、必要なときにうまく流れなかったりと、正常に流れづらくなってしまいます。

 

きつい衣服を着るなど外部からの刺激

マッサージによってスムーズに流すことができるように、リンパの流れは外部からの刺激を受けやすいです。きつい服をきて体を締め付けてしまうと、その箇所のリンパの流れがとまってしまい、うまく流れなくなってしまいます。

 

ダイエット以外にもこんな効果がある

このようなリンパマッサージですが、脂肪を運び排出するため、ダイエットに強い影響があること以外にも4つの効果が期待できます。

 

むくみの減少

体の一部に水分が溜まらないようになるため、むくみの解消につながります。特にふくらはぎのマッサージをすると、足に溜まっていたリンパ液が流れ、足のむくみが減少します。

 

肌荒れの改善

老廃物を運搬、排出してくれるので、肌荒れやくすみ、吹き出物といったものにも影響があるといわれています。美容効果も期待できるのが嬉しいところです。

 

肩コリなどのコリの回復

肩、首、腰の痛みなどにも影響があり、肩がこる場合は、肩を揉むよりも鎖骨リンパ節をさすって流れをよくするようにすると、コリも解消しやすくなるといわれています。

 

疲労回復

疲労物質を運搬するリンパ液は、正常に流れると疲労回復にもつながります。体が軽くなったことを実感しやすいので、リフレッシュにも効果的です。

 

自宅で行える簡単リンパマッサージ

このようなリンパマッサージですが、自宅で簡単に行うことができます。気をつけておくべきことは、まずリンパ系の出口となる鎖骨リンパ節をよくほぐしておくことです。

 

そこが閉じてしまっていると、せっかく全身から運んだ老廃物や脂肪も排出できません。必ず鎖骨の下を指で優しく押したり、さすったりしてから、各部位のマッサージを始めてください。また、力は入れすぎず、優しく押す、やさしく撫でる程度にしましょう。

 

こちらでは、体の上部に位置する顔と下部に位置する足という、むくみやすい箇所のマッサージを紹介します。

 

目指せ小顔!顔のリンパマッサージ

疲れが溜まったり、飲み過ぎてしまったりした翌日にあらわやすい顔のむくみですが、そのまま放置し続けると、つねにむくんだ状態になってしまいます。ですので、むくんだ印象のある夕方や、夜寝る前に以下の顔のリンパマッサージを行いましょう。

 

  1. 顎〜頬までを上から下へ一直線に撫でて、フェイスラインの下で止めます。最後に顎から耳の付け根なで上げて、耳にあるリンパ節まで流しこみます
  2. 目元からスタートし、頬骨の下を撫でて、耳のリンパ節まで流し込みます
  3. おでこの中央から左右のこめかみへ、少しずつ優しく指で押します。こめかみで少し抑えて、耳のリンパ節まで流し込みます
  4. 耳のリンパ節に集まった老廃物、脂肪を、そのまま首の横を沿って、鎖骨まで流し込みます

 

足のむくみ解消!足のリンパマッサージ

下半身はリンパが停滞しやすい場所です。足のリンパマッサージを行うことで、下半身の流れをスムーズにしましょう。朝起きた後と寄る寝る前、1日に2回行うとより効果的です。

 

  1. ひざの表からひざの裏に向かって、指の腹で優しくなでます
  2. 足首の裏側からふくらはぎをなで上げ、膝の裏のリンパ節まで流し込みます
  3. 膝の裏のリンパ節を優しくほぐしましょう

 

 

リンパマッサージはマッサージ効果がでやすいといわれています。なるべく毎日行うことで滞りがちだったリンパ系もスムーズに流れ、痩せやすい体になるでしょう。気軽にできるマッサージですので、ぜひ継続してみてください。

関連ページ