ダイエットで1日1000kcalに減らしても太ってしまう原因

痩せるために食事を減らしてもなかなか痩せない、むしろ太ってしまうという経験をした人もいるでしょう。これは加齢と共に顕著になります。こちらでは、たった1000kcalしか摂っていないのに太ってしまう理由、その対処法について紹介します。

 

カロリーを抑えているのに太ってしまうのはなぜ?

痩せたいと思った時、食事を見直したり減らしたりする人は多いでしょう。ですが、それなのに全然痩せない、もしくは太った感じがするという人がいるのが現実です。それはなぜなのでしょうか?

 

摂取カロリーが消費カロリーより多い

そもそも人が太るメカニズムを知っておきましょう。以下の式をみてください。

 

摂取カロリー>消費カロリー

 

摂取カロリーの方が消費カロリーよりも多い場合、余ったカロリーは脂肪となって体に蓄えられます。これが太る仕組みです。

 

つまり、痩せる仕組みには反対の以下の式が当てはまります。

 

摂取カロリー<消費カロリー

 

太る仕組みとは反対で、摂取カロリーより消費カロリーが高い状態だと人は痩せます。エネルギーが足りない体は、蓄えられた脂肪を分解しエネルギー化して使うので、これによって脂肪が減っていきます。

 

1日1000kcalは摂取カロリー過多なの?

1日1000kcalの摂取で太ってしまうということは、消費カロリーが1000kcalより少ないということです。では、そもそも人は一日にどれくらいのカロリーを消費するのでしょうか?

 

人が一日に消費するカロリーは「基礎代謝」「生活活動代謝」の2つに分けられます。

 

基礎代謝とは、人が一日生きる上で必要な最低限のエネルギーのことで、呼吸、内臓活動、体温維持などに消費されるカロリーのことです。

 

もう一つの生活活動代謝とは、一日の生活で消費されるカロリーのことです。デスクワークや、立ち仕事、家事、移動、階段の上り下り、入浴などで消費されるカロリーです。

 

この基礎代謝、生活活動代謝の合計が一日で消費される合計カロリーになります。生活活動代謝は個人個人の生活、日によっても差が出やすいですが、基礎代謝は違います。ですので、ダイエットをする時のポイントは基礎代謝量と言えます。

 

では、そもそも人はどれくらいの基礎代謝量があるのでしょうか。以下の式で自分の基礎代謝を計算することができるので、算出してみましょう。

 

自分の基礎代謝量を算出する式

男性の場合は、以下の式になります。

 

66+13.7×体重(kg)+5.0×身長(cm)−6.8×年齢

 

女性の場合は、以下の式です。

 

665+ 9.6×体重(kg)+1.7×身長(cm)−7.0×年齢

 

これは、体の大きさと年齢から基礎代謝を算出する計算式です。ただしその人の筋肉量によって、この数値より基礎代謝が高かったり、低かったりするのであくまで目安として覚えておきましょう。

 

年齢、性別の基礎代謝量の平均値は以下になります。自分の基礎代謝量と比べてみてください。

 

男性の基礎代謝量の平均値は以下です。

 

  • 5〜17歳:1570kcal
  • 18〜29歳:1520kcal
  • 30〜49歳:1520kcal
  • 50〜69歳:1380kcal

 

女性の基礎代謝量の平均値は以下になります。

 

  • 5〜17歳:1270kcal
  • 18〜29歳:1180kcal
  • 30〜49歳:1140kcal
  • 50〜69歳:1100kcal

 

この平均値を見てみると、1日1000kcalで太ってしまうというのは、基礎代謝量がとても低い状態であるということがわかります。

 

なぜ基礎代謝が悪いのか?その要因を知ろう

では、なぜ基礎代謝が低いのでしょうか?それには基礎代謝の内訳がどのようなものなのか知っておきましょう。実は基礎代謝は内臓で消費される部分が多いです。

 

基礎代謝の内訳

基礎代謝の内訳は次のようになっています。

 

  • 約27%:肝臓機能で消費される
  • 約19%:脳の機能で消費される
  • 約18%:筋肉活動で消費される
  • 約10%:腎臓機能で消費される
  • 約7%:心臓機能で消費される
  • 約19%:その他

 

カロリー消費というと筋肉を動かしたりすることで消費されると思われがちですが、筋肉は19%のみでほぼ内臓活動によって消費されることがわかります。そして、基礎代謝を考える際は、約27%を占める肝臓の機能を無視することはできません。

 

肝機能が弱まると、基礎代謝が下がる!

肝臓は人の臓器の中で最も大きく、以下の3つの働きをしています。

 

  • 代謝:糖、たんぱく質、脂肪などの栄養素を分解、合成しエネルギーに変え、貯蔵、必要な臓器へ供給を行う
  • 解毒作用:アルコール、老廃物などを分解し、無毒化する
  • 胆汁の生成、分泌:不要物を使い胆汁を生成し、これによって十二指腸で脂肪分解する

 

このように重要な機能を持つ肝臓ですが、沈黙の臓器とも言われ不調がわかりづらい臓器です。ですので、気付かず肝機能が下がってしまっていたというのが、基礎代謝が低い理由であることが多いです。

 

肝機能を下げる要因には以下の摂りすぎが挙げられます。

 

  • 脂質が多い食べ物:脂身の多い肉やバター、クリーム
  • 糖質が多い食べ物:菓子、果物、甘い飲料
  • 精製された炭水化物:パン、白米、白砂糖
  • アルコール:お酒

 

これらの摂りすぎが肝臓機能を弱めているので、基礎代謝が低い人はまず食事に注意することが大事です。特にアルコールは、週に2日の休肝日をもうければ大丈夫と思っていがちですが、実は注意が必要です。

 

5日連続で飲んで2日休むのではなく、2日のんで1日休むというペースを守るようにしてください。そうしないと肝臓に中性脂肪がたまり、脂肪肝になってしまう危険が出てきます。

 

基礎代謝を上げて、痩せやすい体を作ろう

1日1000kcalといったようにカロリー摂取を抑えても、太ってしまう原因がわかったと思います。そして痩せるには肝機能をあげ、基礎代謝をアップしましょう。以下を心がけて習慣化してください。

 

肝機能を上げる生活を心がける

まずは、基礎代謝の約27%を占める肝機能を高める生活をすることが大事です。肝臓によくない食事をやめ、規則正しい食生活を送りましょう。大豆といった植物性たんぱく質は肝機能を高めるので、積極的に摂ってください。

 

また、不規則な生活、運動不足、睡眠不足、ストレスは肝臓にもよくありません。心当たりがある場合は、改善していきましょう。

 

内臓器能を上げるために、血液循環を促そう

基礎代謝は内臓によって消費されるものがほとんどです。ですので肝機能だけでなく、他の臓器も活性化するような環境作ることが大事です。そのために、血液をしっかりと循環させ、各臓器に栄養や酸素を送り込み新陳代謝を促すことが重要です。

 

体の血行を良くするためにストレッチを行ったり、体温を上昇させる食べ物、例えば唐辛子や生姜を摂取したり、大人のカロリミットといったサプリメントで補っていきましょう。

 

 

このようにいくら摂取カロリーを抑えても、太ってしまうことがあります。ダイエットを成功させるには摂取カロリーを下げるだけでなく、消費カロリーを上げること、特に基礎代謝を上げ、普段通りに生活をしていても痩せやすい体を作っておくというのが大事ですね。

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